30年潜って感じる事・・食物連鎖の頂点に昇格した魚!そして、減ってきたあの魚。

弊社2020年5月で30周年であります。

コロナ禍の中、常連のお客様のご愛顧により、営業を継続させて頂いております。

心から御礼申し上げます。有難うございます。

さてさて、タイトル通り、生態系の変化について、そんなお話を少し。

脇の浜は30年前から潜れていましたが、ヨコバマが潜水可能になってからもそろそろ30年近くなると思います。30年潜るとそのポイントの生態系の変化を感じることが出来ます。

「まずは食物連鎖とは、、、、生物には「食べる」「食べられる」の関係があり、この関係は鎖のようにつながっているので食物連鎖と呼ばれています。」

そして、食べるけど、他の生物から食べられない種がその環境の食物連鎖の上位に君臨します。ヨコバマエリアの頂点は今や成魚の「オオモンハタ」ではないでしょうか。

アオリイカの産卵床を縄張りにし、群れる魚を毎日少しずつ頂いちゃってます。オオモンハタは、砂地にも、岩礁域にも生息し、魚類、甲殻類、軟体動物まで捕食するそうです。釣り漁師さんも近年のオオモンハタやアカハタの増加は驚いてるとの話も聞きます。釣り具もハタ釣り用仕掛けが良く売れてるそうです。富戸に限らず生息域が広がっているんですね。

特に、ヨコバマの灯台方面は地下湧水量も豊富で、テトラポットに群れる魚群も多くエサが豊富なのか、大型のオオモンハタの縄張りになっています。いやはや、近年の個体数増加はちょっと驚きです。

そして、逆に少しずつ個体数の減少を感じるのは、、、、ミノカサゴです。大型老成魚はかなり少なくなり、全体数も一時ほどの多さを感じなくなりました。

ミノカサゴも沿岸域では食物連鎖の上位に位置します。ヨコバマの以前の食物連鎖トップのミノカサゴが、今やその座をオオモンハタに奪われてしまった様に感じています。

私見ではありますが、食性のバッティングで、急激に増えた、オオモンハタや、アカハタに捕食対象を奪われ、餌の減少により生息数の減少に追いやられているのでは無いでしょうか。

特に10年前までは砂地に沢山生息した、ヒメジが希少種になっています。ミノカサゴには絶好の捕食対象でしたが、満腹になる程の数は生息しなくなっています。このヒメジもハタの捕食が原因なのではないかと思います。完全に餌を奪われているのではないでしょうか。しかし、今年はやや持ち直したのか、ヒメジもチラホラ見かけるようになりました。

ヒメジの復活がミノカサゴの復活のカギになるのか!?

オオモンハタに負けるなミノカサゴ!

30年見てきた海中の気になるお話であります。

●この記事は私が書きました

kojiyakitaフリーダイビングで30mにチャレンジが目標!

『矢北 浩司』:代表取締役、潜水歴40年、インストラクター歴36年【潜水士・NPO日本安全潜水教育協会事務局・PADIインストラクターNo.800376・SSI No.0101J. NAUI. IANTDインストラクター・水難学会着衣泳指導員・アメリカ洞窟学会フルケイブダイバー・1990年SSIプラチナプロ5000日本人初受賞】・JCUE認定アンダーウオーターインタープリター資格

 

 

 

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