減圧停止モードに突入 絶対ダメな理由は・・・・・
ダイビングの潜在的な危険性は皆さん良く認識していると思います。減圧症のリスクもその一つです。
25mを超え、30m近い深度になると急激にダイブコンピューターの表示するNDLが短くなってきます。ダイブコンピューター設定で最大深度警告や NDLが5分を切ると警告してくれる機能を駆使して、絶対に減圧停止不要のダイビングを行うのが大原則です。
しかし、減圧停止モード突入=減圧症になってしまう。 ではありません。
皆さんが通常行っているダイビングも言い換えれば減圧ダイビングです。
通常の安全なプロフィールのダイビングでも毎分10mのゆっくりした浮上が緩やかに圧力を下げる(減圧)を行いながらのダイビングだからです。
テクニカルダイビングでは計画の中に減圧停止のプランを組み込んでデコンプレッションダイビングがおこなわれます。今や世界中でテクニカルダイビングの人気も高まっています。
つまり、減圧停止しなければならない様なダイビングが危険なのでは無く、リクレーショナルダイビングを行う我々が減圧停止モードに突入することは別な問題が存在します。
撮影に夢中になってる間に気が付くとダイブコンピューターのNDLが、、、、、、、、、、、、↓
そして、ダイブコンピューターの保守性(セイフティーファクター)によってはいきなり6mで減圧停止の指示が出てくる場合もあります。……..
今回のテーマである減圧停止モードが危険なのでは無く、では何が大きな危険性を抱える事になる問題になるのでしょうか。
1.やばい、、、、 どうしよう、、、、、リーダーに伝える?、、、、それとも少し浅い深度に浮上する?、、、、空気足りる?つまり、コントロールできないストレスや不安に陥てしまう可能性がある事です。緊急的な事態と認識しアンコントロールになる事が危険です。
2.減圧停止が出来る装備で潜っていない事と、十分なガス量で潜っていない事です。万が一の器材トラブルが起きても減圧停止を行って浮上が出来るバックアップ器材が無い(独立した2つのレギュレターが必要)また、エアシェアしながらでも2人が停止を行い浮上できるガスの準備をしていない事です。
お解りでしょうか。減圧停止モード突入は別な大きな問題を抱える事になってしまうのです。近年ダイビングの生態観察や撮影でディープダイビングが日常的に行われています。ガイドさんと事前に打ち合わせをし、NDLが近くなった場合どうするか等しっかり事前にブリーフィングを受け、減圧停止モード突入は絶対に避けてください。
城ケ崎インディースでは、減圧停止を行うようなダイビングにはどんな知識と準備、器材が必要なのか、等々日本では数少ないリクレーショナルダイバー向けのデコンプレッションダイビングSPコースを開催しています。ご興味のある方はお問い合わせください。
●この記事は私が書きました
『矢北 浩司』:潜水歴45年、インストラクター歴40年【潜水士・日本安全潜水教育協会事務局・PADIマスターインストラクターNo.800376・SSI インストラクタートレーナーNo.41101. NAUI. IANTDインストラクター・水難学会着衣泳指導員・アメリカ洞窟学会フルケイブダイバー・1990年SSIプラチナプロ5000日本人初受賞・JCUE認定アンダーウオーターインタープリター資格】
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